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【18歳で成人することになると…】ホライズンメールマガジン▼第007号 2016/05/13

▼第007号 ホライズンメールマガジン

----------18歳で成人することになると…
2016/05/13
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毎週金曜日発行

 

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1.最新トピックオピニオン

2.今週の更新情報

3.近況報告

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1.最新トピックオピニオン

 先日読売新聞に18歳、19歳を対象にアンケートをとったところ、18歳成人について64%が反対だった!という記事が載っていました。

 http://www.yomiuri.co.jp/national/20160511-OYT1T50260.html

 

 なんというか、そもそも成人するってどういうことなのか?という意味がどこまで自覚されているのかよくわからないアンケートだという印象を受けました。

 法律的な意味では、「成人する」ということは、親権者の同意がなくても単独で契約などを行うことができる、ということが最も大きな意味を持ちます。逆に言えば、未成年者が単独で契約をしても、親権者がおかしいと考えれば無条件で取り消すことができるのです。

 例えば地方から出てきて大学で一人暮らしを始めた18歳の子が、よくわからないまま訪問販売などで高価な商品を買わされてしまったような場合、今であれば無条件で取消可能ですが、成人してしまえば基本的には契約に沿って支払等を行わざるを得なくなります。大学1年生の子がそれだけの責任を負えるのか?というところは結構疑問になってきます。

 他方で、例えば親から虐待を受けて逃げ出してきたような子の場合、携帯電話を一人で契約することもできません。自活していく上では親権者が居ること自体が問題となってくるケースもあり得ます(このような場合には現在でも親権の停止といった制度はあります)。

 

 いずれにしても、成人制度というのは基本的には未成年者を保護するための制度です。 選挙権年齢が18歳に引き下げられてはいますが、保護が必要か否か、という点から、成人年齢を引き下げるべきかは慎重に考えられなければなりません。

 なお、同じく年齢が問題になる点として、飲酒や喫煙の年齢や少年法の適用年齢などもあります。これらについてもやはり目的が異なる以上、それぞれ別個に引き下げるべきか否かは考えるべきといえます。


※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n56460e57654f
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!


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2. 今週の更新情報

 当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。

【1】人事労務(毎週火曜更新)
 懲戒解雇と普通解雇どちらにすべきか?
 >>> http://www.roumu-startline.net/topics/012

 今週は、解雇するときに懲戒解雇で良いのか、それとも普通解雇にすべきなのか?といった点についてご説明しています!なかなかシビアな判断迫られること多いですが、どうすべきか?ぜひご覧下さい。

 

【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
 地震保険に加入したからもう安心?
 >>> https://note.mu/horizonlaw/n/n753e632651b1

 今週のオススメは田島弁護士が地震保険についてコメント!ぜひご覧下さい。

 

【3】企業法務(毎週木曜更新)
 債権回収で判決を待っていては間に合わない場合には?
 >>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/012

 今週は、債権回収について。売掛金を払ってくれない相手方に資産があることがわかったけれど、裁判している間に資産がなくなってしまいそうな場合、どうしたらいいか?ということについて解説!東京地裁では富士銀行がみずほ銀行になったことについても資料の提出を求められます!なぜ?ぜひご覧下さい。

 

 ※ 最新の更新情報は当事務所のFacebookページでもお知らせしています。
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3. 近況報告

 こんにちは、弁護士の高井です。

 先週までの連休気分はあっという間に吹き飛び、怒濤のように一週間が過ぎ去っていっております。なんかすでにもう夏休みまだかなあ・・・という気分になってきておりますが、今日も元気にメルマガを執筆しております。

 さて、先週のメルマガで、母の日と択一試験について書かせていただきましたが、ロースクール制度によって新たに始まった司法試験では、なんと、まさに今試験が行われています。受験生にはぜひ頑張って貰いたいと思います。

 ちなみに、弁護士の司法試験ネタでよくあるのが、合格していない夢を見てうなされる、というネタがあります。

 昔の司法試験は、択一試験、論文試験、口述試験があったのですが、夢でも人によってうかっていない試験が変わるというのが不思議なところです。

 ちなみに、私の場合、いまだに年に1回くらい夢を見ますが、合格していないのは必ず口述試験です。私の場合、口述試験が終わり、最終合格の発表がある前の時点で、既に合格後に司法試験予備校で教えるための教材作成などに取り組んでいました。昔の試験では論文試験に合格すれば口述試験は9割方受かる制度だったので、まぁよくあることなのですが・・・どうやら、こんな準備までして口述で落ちたらどうしよう・・・というプレッシャーを結構感じていたようです。

 ま、合格から既に14年経っているにもかかわらず未だにこんな夢にうなされること自体、やはり大変な試験だったのだなぁとあらためて感じる今日この頃です。

 というわけで今回はこの辺で。
 今後ともよろしくお願いいたします

 

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