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▼第337号 ホライズンメールマガジン
----------学び直し?
2023/02/03
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週のオススメ
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
岸田首相が、育児休業中の学び直しを後押しする方針を表明したことが批判を浴びている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230131/k10013965831000.html
他方で、東京都が育業中スキルアップ支援を来年度に実施することを検討しているとの報道ある。
https://times.abema.tv/articles/-/10066233
リスキリング(学び直し)という言葉が流行っている(一応去年の流行語大賞にもノミネートされている)ことから出てきた話のようにも思えるが、なんとも不思議な議論である。
批判としては、育児をしながら勉強などできない!といった批判が多いようであるが、感覚的には勉強できる環境なのだとすればそもそも育休を取得しないのでは?といった疑問の方が強い。キャリアの断絶を心配しているのであれば就労を継続した方がメリットは大きいように思われるためである。
実際、これまでに男性が育休を取得してその間に資格を取っていた、といったことで相談を受けたことは複数回あるが、実際には育児とは無関係に休んでいたのでは?という形で相談になっている。
雇用主からの相談となると、育休の趣旨に反するのでは?といった意見になるし、妻側からの相談としては、育休を取得していながら育児など何もせずに好きなことをやっている、といった文句だったりする。
こんなことを踏まえると、育休と学び直しを結びつけた議論は、育児とは無関係な休暇取得を助長し、ますます本来必要とされる育休の姿とはかけ離れていくように感じられてならない。
いずれにしても、男性の育児休業に関しても昨年10月から制度説明や取得の促進が義務化されるなど、大きく制度が変わってきている中であり、企業としても引き続き対応が必要となる部分であるので、情報のキャッチアップは常に必要になるだろう。
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2. 今週のオススメ
当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ!」を更新しています。
【ホライズンのオススメ! №345】アップロード~デジタルなあの世へようこそ~
>>> https://www.horizon-law.jp/news/upload/
今回は戸島弁護士のオススメ!『アップロード~デジタルなあの世へようこそ~』をご紹介しています。Amazonプライムビデオで配信されているドラマですが、なんとも斬新な世界観です。
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3. 近況報告
2月になりました!皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。
先日上映中の「イチケイのカラス」を見てきました。まぁ裁判のあり方としてはいろいろ言いたいことがいっぱいあるのですが、なかなかエンターテインメントとして楽しめました。
まぁ竹野内豊さんや黒木華さんみたいな裁判官がいたら、それこそ追っかけだらけで傍聴席がいっぱいになって大混乱になりそうですが。
さて、2月ということで、21日のセミナーも近づいてきました。
取り上げる判例をまたちょっとご紹介しますと、最近はいわゆる待機時間が労働時間か否かで争いとなっている判例が複数見られます。
例えば、障がい者就労支援施設等での泊まり込み時間が実労働時間として認められたグローバル事件(福岡地裁小倉支部令和3年8月24日)、看護師の緊急看護対応業務のための待機時間の労働時間該当性が争われたアルデバラン事件(横浜地裁令和3年2月18日)、さらには待機時間の労働時間制を否定した原判決が変更されたシステムメンテナンス事件(札幌高裁令和4年2月25日)などです。
待機時間ということで、どうしても時間自体が長くなりがちで、労働時間に当たるとなると割増賃金も高額になりがちです。しっかり解説したいと思いますので、よろしくお願いします。
■2/21(火)開催『労働時間とは? 近時の判例を踏まえたポイント徹底解説』セミナー
詳細・お申し込みはこちら
>>> https://www.door-kigyouhoumu.net/seminar/online_20230221
というわけで今週はこのあたりで。
今後ともよろしくお願いします。
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