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▼第018号 ホライズンメールマガジン
----------措置入院のありかたは適切なのか?
2016/07/29
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週の更新情報
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
相模原の障がい者施設で19人が殺害されるというあまりに痛ましい事件が起きてしまった。
犯人の行動についていろいろと報道されているが、被疑者が措置入院をして退院した後だったこともあり、措置入院自体のあり方についてもいろいろと議論がされている状況である。
http://mainichi.jp/articles/20160729/k00/00m/040/086000c
珍しく刑事事件に関するテーマを取り上げてみたい。
措置入院という制度自体の基本的なところについては上のURLの記事の中でも説明されているが、基本的には精神病などを理由として自傷他害のおそれがある場合に、強制的に入院措置をとり、治療を行うということである。
理念としては人権保障ということであるし、責任能力に問題があるようなケースでは刑罰ではなく治療を行うべきという考え方自体は個人的には正しい考え方だと思っている。
ただ、司法試験に合格し、司法修習生のときに措置入院を受け入れている精神病院を見学した際に非常に強く違和感を感じてしまった。
違和感なので、原因がすぐにはぴんとこなかったのだけれど、突き詰めて考えて見た結果として思い至ったのは、普通の民間の病院が退院の可否という重い判断を行っている点だと思い至った。
見学をさせてもらった際に、院長は、その病院の施設や処遇がいかに素晴らしいものかを力説してくれた。これはやはり自分の会社や施設をよく見てもらいたい、という極めて自然な行動なのだと思う。
ただ、一般の患者さんも受け入れる一方で、犯罪行為に及んでしまったような人の措置入院も受け入れ、退院の可否なども判断を行っている、そのことになんともいえない違和感を感じてしまったのである。
もちろん、医師が専門家として責任をもって判断をされていることは十分に理解している。
ただ、今回の事件をきっかけとして、自傷他害のおそれがないと判断をした医師の判断自体や病院に対するいろいろな意見が出てくることも予想されるところである。一つの民間病院の立場で、これだけ重い責任を課されることが本当に適切なのか、個人的にはあらためて疑問を持たざるを得ないと感じるところである。
※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n6200aea7c75c
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!
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2. 今週の更新情報
当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。
【1】人事労務(毎週火曜更新)
団体交渉を行う場所として組合事務所を指定された場合の対応は?
>>> http://www.roumu-startline.net/topics/023
団体交渉の場所を組合事務所と指定されることは間々あります。これに対し、会社の会議室で行いたいという使用者の方もいらっしゃいますが、そうすると・・・
【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
験担ぎとSEIKO5
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/nf329dafc5bb2
今回のオススメは機械式時計です。
【3】企業法務(毎週木曜更新)
契約書作成時のウィーン売買条約適用に関する留意点
>>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/023
ウィーン売買条約は、締約国の間の取引では基本的に適用されますが、排除することも可能です。その場合の契約書作成時の留意点を解説しています。
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3. 近況報告
いよいよ関東地方も梅雨明けを迎えたようで、夏本番であります。皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。
まぁ夏はいいんですが、梅雨が終わってしまって個人的には最近気になって仕方ないのが水不足の話。下手をしたら8月に断水があるかも!なんて報道を聞いたりすると心配で仕方なくなってしまいます。で、やってもしょうがないのに、ネット上に公開されている関東地方のダムの貯水率などをこまめにチェックしてしまう自分なのでした。
多分飽きるまでこまめにスマホでチェックするんだろうなぁ・・・と自分でも思うのですがこの辺のこだわりが軽い病気?と心配になってくる今日この頃です。
というわけで今日はこの辺で。
今後ともよろしくお願いいたします。
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