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▼第102号 ホライズンメールマガジン
----------セクハラ騒動から見える3つの問題点
2018/04/20
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週のオススメ
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
財務事務次官のセクハラ騒動が大きな話題となっている。
被害者に名乗り出るように求めた調査手法に対する非難が起こったり、テレビ朝日の記者が被害者だったことが発表され、結局事務次官は辞任することになったものの、いまだセクハラは否定している、といった具合である。
なかなかいろいろな問題をはらんでいるところなので、個人的な感想を含めてまとめてみたい。
1.被害者に名乗り出るよう求めた点について
まず大きな非難が沸き起こったのは被害者に名乗り出るよう求めた点である。
この点、セクハラの調査等の中でも被害者のプライバシーへの配慮等は当然要請される。出てこなければ認めない、といった態度が非難を浴びるのは当然だろう。
もっとも、少し気になるのは、今回の騒動で、被害者は匿名のままでも良いのだ、といった形で情報が広まったことによって、隠れたままでセクハラ被害をでっち上げようといったケースが出てこなければいいな、とも感じている。
当然ながらなんでも言えば認められるというわけではない。今回のケースでは会話の録音という客観的な証拠があることが前提となっているし、匿名の怪文書だけで会社がセクハラ対応として処分するといったわけでもない点は気になったところである。
2.秘密録音について
以前に某国会議員のパワハラ事件でも話題になっていたが、最近は会話が秘密裏に録音されているケースがかなり多い。
録音された人からは、そんな証拠は無効だ!等と言われることもあるが、民事であれば十分証拠として認められる。
今回のケースでは録音をしていたのがマスコミの方なので取材の姿勢として秘密録音が適切かは問題となるのかもしれないが、証拠の確保という意味では基本的には問題が無いといえるだろう。
3.どこからセクハラ?
なんとなく気になっているのは、会話の内容がセクハラというのはそのとおりだと思うが、食事に連れ出している点を問題とする意見は聞こえてこないのだなぁという点。
セクハラの定義からすれば、地位を利用して食事に執拗に誘うような行為も立派にセクハラにあたりうる。
記者を食事に誘うことはセクハラには該当し得ないということなのだろうか?テレビ朝日が記者を守らなかったことに非難の声があがっているが、食事に誘われたらついていくのは当然と考えているように思える。そうするとやはり女性を配置して情報を引き出そうとしていると言われても仕方ないように思うのだが違うのだろうか?
マスコミの取材方法に関しては外務省機密漏洩事件(https://ja.wikipedia.org/wiki/西山事件)でも情交関係をもって秘密を漏らさせたこととなっている。今は時代が違うと言われるかもしれないが、あまり変わっていないようにも思えてならない。
※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> http://www.horizon-law.jp/news/legal-news-topics-vol-107/
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2. 今週のオススメ
当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ!」を更新しています。
【ホライズンのオススメ! №108】食事制限オススメ食材
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今回はホライズン美容部のオススメ食事制限です。荒井弁護士がオススメする4つの食材をご紹介しています。最近、不摂生な食事が続いているなあとお感じの方、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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3. 近況報告
先週から引き続きひのき花粉に苦しめられていて、龍角散ののど飴が手放せないでいる高井です。
咳と痰がひどいのがつらいです・・・この前日曜日はオーケストラのコンサートに行ってきたのですが咳を我慢するのがつらいという。
まぁオーケストラのコンサートというとハイソな感じがするかもしれませんが、逆転裁判というゲーム音楽のコンサートなので実際はそんな大したもんじゃありませんがw
というわけで今週はこのあたりで。今後ともよろしくお願いいたします。
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