【公益通報で残業代？】ホライズンメールマガジン▼第455号　2025/06/20

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【公益通報で残業代？】ホライズンメールマガジン▼第455号
2025/06/20

▼第455号　ホライズンメールマガジン

----------公益通報で残業代？

2025/06/20

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1.最新トピックオピニオン

2.今週のオススメ

3.近況報告

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１．最新トピックオピニオン

　食品会社で勤務するパート従業員が、業務改善提案を行うために費やした時間外労働分の賃金支払いを求め、千葉地裁に提訴した。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%94%B9%E5%96%84%E6%8F%90%E6%A1%88%E3%81%AE%E6%AE%8B%E6%A5%AD%E4%BB%A3%E6%B1%82%E3%82%81%E5%91%B3%E3%81%AE%E7%B4%A0%E6%8F%90%E8%A8%B4-%E5%85%AC%E7%9B%8A%E9%80%9A%E5%A0%B1-%E8%A9%B2%E5%BD%93-%E6%98%AF%E6%AD%A3%E3%82%82/ar-AA1GO4Ac?ocid=socialshare

報道によると、清掃用の薬品を、管理者以外が持ち出せる状態になっていると社の内部通報窓口に報告するなどし、会社はこれを受け、取り扱い方法を文書で掲示するなどの対策をしたということで、今回の訴訟では報告資料作成などに費やした就業時間外の約７３８時間に、味の素のコンプライアンス担当社員の時間外時給を掛け合わせた約５３０万円の他、通報後に受けたパワーハラスメントに対する慰謝料など２２０万円の支払いを求めているという。

今回のケースで問題となりそうなのは、提案自体が行われたことはおそらく事実だろうが、それはあくまでも自発的な提案として行われており、公益通報窓口に対して行われているという点だろうか。

労働時間は会社の指揮命令下にあった時間であることからすると、従業員が会社のためになにか行ったとしてもそれが当然に労働時間にあたるわけではない。

今回のケースでは基本的には自発的に行われた改善提案だとすると労働時間にあたるとの評価はされにくいように思われる。

もっとも、会社によっては従業員に業務の改善提案を行うことを推奨し、制度として導入しているケースもある。

そのような場合には提案のために費やした時間が労働時間と評価されるケースも出てくるように思われる。

提案に応じた報奨金などを設けている会社もあるが、労働時間との関係性については検討が必要なケースも出てくるだろう。

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２. 今週のオススメ

　当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ！」を更新しています。

【ホライズンのオススメ！ No.463】『ＡＬＩＮＣＯフィットネスバイク』

>>>https://www.horizon-law.jp/news/exercise-bike/

今回は荒井弁護士が、ご自宅での有酸素運動が叶うエアロバイクをご紹介。今年も猛暑の予感がする今日この頃..暑い中ジムに通うのはなかなかしんどいですよね。今年の夏は心折れずに運動したい！という方はぜひチェックしてみてくださいね。