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▼第043号 ホライズンメールマガジン
----------ネット検索とプライバシー
2017/02/03
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週の更新情報
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
童買春・児童ポルノ禁止法違反で逮捕された男性がGoogleに対して逮捕歴を検索結果から削除するよう求めていた事案で、最高裁は削除を認めないとの判断を示した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170201-OYT1T50065.html
海外の裁判例では、「忘れられる権利」等と呼ばれることもあるこの問題、日本の最高裁はもっぱら表現の自由とプライバシー権の調整の問題として捉えた。
要するに公表する利益と公表されない利益を比べて「事実を公表されない法的利益が優越することが明らかな場合」に削除が認められるとしたのである。
ここで気になるのは、「明らかな場合」という表現である。明らかと言うからには、公表されない利益が上回るか、公表する利益が上回るか微妙なケースでは削除を認めないという趣旨に読める。
ただ、ネット社会でのプライバシー侵害の危険が非常に大きな中で、そこまで厳格な要件にすることが本当に適切なのかは、微妙なところかもしれない。
いずれにしても、今後、どのようなケースで削除が認められるかは事例の集積を待つ必要があるだろうが、今回の例が5年前の犯罪行為に関する事例だとすると、やはり犯罪歴等の情報は相当長期間保持されると考えるべきだろう。
企業活動という点から見ても、労災の事実や労基法違反で書類送検された事実等は、報道された場合にはかなり長期間ネット上に残ってくることが予想される(予測検索なども含めればその影響はかなり大きくなる。)
レピュテーションリスクがかなり大きくなることをふまえて企業経営を考えていく必要があるといえるだろう。
※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n57a85c7ae926
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!
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2. 今週の更新情報
当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。
【1】人事労務(毎週火曜更新)
『1年単位の変形労働時間制の対象者が中途退職する場合』
>>> http://www.roumu-startline.net/topics/048
1年単位の変形労働時間制で働く労働者が期間の途中で退職した場合、労働時間の平均が週40時間を超えてしまったり、逆に全期間働いた時に比べて平均労働時間が短くなるケースがあります。今回はそのようなケースでの対応を解説しています。
【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
『瀬佐味亭(せさみてい)虎ノ門店』
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n0a6efca2d77b
今回は八幡弁護士のオススメをご紹介。本郷と虎ノ門にお店を構える担々麺専門店です。
【3】企業法務(毎週木曜更新)
『秘密情報破棄のタイミングは?』
>>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/047
秘密保持契約において、情報を開示する側としては、情報の破棄等についての規定はしっかり定めておきたいところです。
※ 最新の更新情報は当事務所のFacebookページでもお知らせしています。
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3. 近況報告
あっという間に1月が終わってしまいました、高井です。
さて、今朝テレビを見ていて驚いたのですが、最近は文章を書くときに文頭を1文字空けるといった基本的なルールを守らない若者が増えているようです。
なんと入試の願書や履歴書などでも散見されるとか・・・なかなか怖い現象です。
で、今回は若者を見習って1文字あけるのをやめてみようかと思って試してみたのですが・・・めちゃくちゃわかりにくかったのでやめましたw
ということで今回はこのあたりで。今後ともよろしくお願いいたします。
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■社会保険労務士向け勉強会~就業規則編~第1弾「解雇トラブル対策」を開催しました
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2017年1月27日、当事務所において社会保険労務士の先生方を対象とした勉強会を開催いたしました。
弁護士高井が講師を担当し、解雇と就業規則について弁護士からの視点や、解雇に関する就業規則作成の極意などをお話ししました。参加者の方からも積極的にご発言いただき、大変盛り上がる勉強会となりました。
http://www.roumu-startline.net/seminar20170127
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