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▼第401号 ホライズンメールマガジン
----------間接差別?
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週のオススメ
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
総合職だけに社宅制度を認めているのは男女差別であるとして家賃補助の支給などを求めて争われていた事案で、裁判所は法の趣旨から間接差別に当たるとして会社に支払いを命じる判決を言い渡した。
総合職は大半が男性であるという。
https://www.asahi.com/articles/ASS5F12NSS5FULFA009M.html
間接差別というのはあまり耳慣れない方も多いかもしれない。
これは、男女雇用機会均等法第第7条で定められているもので、性別以外を要件とするものであっても、その男女比などの事情から、実質的に性別が理由となる場合には禁止されるというものである。
もっとも、7条で規定されているのは、あくまでも厚生労働省令で定めるものであって、次の3点が示されている。
1 労働者の募集または採用にあたって、労働者の身長、体重または体力を要件とするもの
2 労働者の募集もしくは採用、昇進または職種の変更に当たって、転居を伴う転勤に応じることができることを要件とするもの
3 労働者の昇進に当たって、転勤の経験があることを要件とするもの
今回のケースは、この3点で規定されているものではないところであって、だからこそ間接差別禁止の趣旨という表現が用いられているように思われる。
今後、このような事例が増えていくのかは注目であるが、少なくとも間接差別の禁止という議論については、人事労務を考える上では押さえておくべきポイントとなる。
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2. 今週のオススメ
当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ!」を更新しています。
【ホライズンのオススメ! No.408】「角栄に花束を」
>>>https://www.horizon-law.jp/news/osusume-manga-3/
今回は高井弁護士がヤングチャンピオンコミックスから出版されている「角栄に花束を」をご紹介。主人公は田中角栄元首相。堅苦しくなく楽しく読めて勉強になる、一粒で何度もおいしい作品だそうです!
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3. 近況報告
早くも夏休みが待ち遠しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。
なんか早稲田大学の入試で、スマートグラスを使ったカンニングが行われていたことが話題になってますね。
何年かに一度こういったニュースが話題になるくらいですので、実際には発見されていない不正行為はかなり多いのでしょうね。
私が司法試験を受けたのはもう20年以上前のことになりますが、受験したときに、突然耳栓の使用が禁止されて話題になっていました。
なにせ短時間に集中して取り組む必要がある試験ですので、結構耳栓をして受けている人がいたのですが、試験会場でいきなり外すように言われて、普段使っていた人は戸惑っていた印象です。
実際、中には結構代わった人もいて、隣の席の人が試験中にずっとぶつぶつ言ってたり、貧乏揺すりが激しかったりというのはよく聞いたのですが。
まぁ禁止された理由は結局よくわからなかったのですが、終了の合図が聞こえないふりして解き続けてた人もいたんじゃないかとか、いろいろ噂になっていました。
というわけで今週はこのあたりで。
今後ともよろしくお願いいたします。
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