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▼第388号 ホライズンメールマガジン
----------労働審判
2024/02/16
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週のオススメ
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
今週、労働審判の期日があったのですが、久しぶりに調停がまとまらず、労働審判が言い渡されました。
労働審判というものを簡単にご説明すると、例えば解雇の有効性を争うような場合、裁判ですと数年単位で時間がかかってしまうことも珍しくありません。
ただ、長期化することは会社にとっても、労働者にとっても好ましいことではないことから、簡易迅速に個別的な労働紛争を解決することを目的に作られたのが労働審判という制度になります。
裁判所で行う手続ではあるのですが、原則として3回以内の期日で解決を目指すこと、裁判官の他に、労使それぞれから推薦を受けた労働審判員2名が加わって合議体を形成することなどの特徴があります。
そして、審判が言い渡された場合でも、当事者から異議が出されると、その審判は当然に効力を失い、自動的に裁判手続に移行することとされています。
なので、裁判所としてはできるだけ調停によって、話し合いでの解決を目指しているのが実情です。
さて、ざっくりご説明するとこの様な制度なので、実際これまでやってきた事件でも大部分が調停での解決になっていました。ただ、今回はどうしても詰め切れずに審判が言い渡される形になっています。
で、前置きが長くなりましたが、久しぶりに審判が言い渡されたこともあって、去年の年末に毎日新聞が掲載していた記事が思い出されました。
https://mainichi.jp/articles/20231221/k00/00m/040/075000c
裁判所が労働審判を言い渡す際に、労働者が拒否していた口外禁止の条項を入れたことを問題だとする記事です。
まるで裁判所が一方的に会社側の肩を持ったかのような書きぶりです。
言いたいことを端的にお伝えしますと、現場の実情をなにも分かっていない暴論としかいいようがありません。
先ほど書いたように、労働審判というのは異議が出されれば効力を失います。
ただ、裁判所としては(おそらく当事者も)、出来る限り労働審判手続で解決をしたいと考えている所は間違いないところです。
なので、実際に審判を言い渡す場合には、当事者双方の話し合いの経過などを踏まえ、当事者が異議を出すか出さないか、ギリギリ譲歩できるラインを見計らった内容の審判が言い渡されているのが実情です。
実際、異議が出されずに確定しているケースもそれなりにありますので。
この記事の事件は、どうも会社側が口外禁止条項が入るならば和解可能だが入らないならば拒否、というスタンスだったようです。
おそらく裁判所としては、審判の中で口外禁止条項を入れなければ会社が間違いなく異議を出すだろう、という判断で審判の中に口外禁止条項を盛り込んだのだと思われます。
裁判所として双方が異議を出さない可能性があるギリギリのラインを見極めた結果出された審判について、一方的に会社側の肩を持ったかのような書きぶりには違和感しかありません。
というわけで、今回は、労働審判ってこんな感じなんだな、ということのイメージもご理解いただければと思い取り上げてみました。
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2. 今週のオススメ
当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ!」を更新しています。
【ホライズンのオススメ! №395】持ち運べるレンジフード「AirHood」
>>> https://www.horizon-law.jp/news/airhood/
今回は田島弁護士おすすめ便利家電「AirHood」です。世界初の製品らしいです。これで自宅でも気兼ねなく焼き肉を楽しめますね。
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3. 近況報告
花粉が襲ってきた感じで疲弊している弁護士の高井です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、夜中の3時過ぎに突然目が覚めました。
どうも歯が痛いんです・・・でも、むし歯じゃないんですよね。めちゃくちゃ歯を食いしばっていたようで、痛くて目が覚めてしまったようです。
普段からマウスピースつけて寝ているんですが、このときはちょっとつけずに寝てしまったのがよくなかったのか、よほどストレスが係っているのか、真相は藪の中ですが、ちょっと朝が来る前から憂鬱になった一日でした。
ちなみに、歯医者さんで言われたのですが、自分の場合、めちゃくちゃかみ合わせが深く、かむ力がすごく強いそうです。
なので、食べるときにはいいようですが、食いしばりや歯ぎしりも影響が強いようです。
というわけで困ってしまった今日この頃でした。
今後ともよろしくお願いします。
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