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▼第384号 ホライズンメールマガジン
----------注意!求人広告詐欺
2024/01/19
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週のオススメ
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
ここ数年の事であるが、昨今の人手不足の状況下で、求人広告の掲載に関して詐欺的な事件が起きている。
被害を防ぐという観点から、今回はこの件をご紹介したい。
トラブルの発端となるのは営業電話であることがほとんどのようである。
ハローワークに求人情報を登録している事業者に向けて営業の電話をかけ、1ヶ月程度、無料で求人広告の掲載が可能だと案内をする。
無料なら別に良いか、と思って深く考えずに掲載してもらうことにする。
申込書には、有料プランと無料プランという記載があり、どちらかにチェックをする形になっている。
無料プランというところに間違いなくチェックが入っていることを確認し、申込書を送付、結局反応はないがまぁ無料だしと思っていると、突然広告費の請求書が送られてくる。金額としてはだいたい30万円程度が多い。
あわてて有料プランなど申し込んでいない等と連絡してみるが、解約の手続きを期限までにしなかったから自動的に移行した、などと言われる。
手口として悪質なところは、申込書自体には自動的に有料プランに移行するとは書かれていない点。
その代わり、「重要事項説明書の内容を了解した」ということが記載されていて、その重要事項説明書に解約をしない限り自動移行する、といったことが書いてあったりする。
営業電話の段階では、有料プランもあるがそちらに移行するときには別途確認の連絡をする、といったやりとりがされていることも多いが、そのような主張をすると、そんなことは言っていない、誰がいついったのか特定しろ、証拠を出せ、などと恫喝めいたことを言ってくる。
無視をしているとさらに脅迫めいたFAXなり郵便を送ってきたりする。
概ねトラブルの内容としてはこういったものが多い。
一応書類上はそれらしくまとまっているし、事業者の契約であるので消費者被害ともいえない。
錯誤や詐欺等の主張をして争うこととなるが、実際には30万程度ならということで泣き寝入りをしてしまっているケースは多いように思われる。
注意すべきポイントとしては、こちらが大事だと思っている点、今回のケースでは、自動的には有料プランに移行しない、ということがはっきりと書類に書かれていない場合には軽々にサインはしてはいけない、ということである。
できれば事前に弁護士なりに確認してもらえば一番であるが、少なくとも大事なことが書いてあるのか、書いていないのかは確認すべきである。
ちなみに、期限までに解約をしない限り有料プランに移行する、といった場合、解約の手続きをしたかどうかすら争いになることがある。FAXで送ったのに届いていないとか、内容が違うと言ってくることもあるし、電話で言ったのに言っていないことにされたり、トラブルは枚挙にいとまがない。
費用は掛かるが内容証明郵便で解除の通知をするといった自衛策も必要になってくるところである。
いずれにしても、いざトラブルというときや心配なときには早めに相談することが結局は一番良いことが多い。ぜひ気をつけていただきたい。
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2. 今週のオススメ
当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ!」を更新しています。
【ホライズンのオススメ! №391】『超初心者たちの上達バトル 決戦は100日後』
>>> https://www.horizon-law.jp/news/osusume-tv/
今回は田代弁護士のオススメ、テレビ番組『超初心者たちの上達バトル 決戦は100日後』です。スポーツ観戦が好きな方に非常にオススメです!
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3. 近況報告
今週は東京も北風が吹きすさび、どうにも寒い日が続きましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。
先日、とある映画を見に行ってきました。
ちょっと早めについたので予告編を見ていたのですが、全体的には結構混んでいる中でちょうど両脇の席が空いている状態。珍しいなと思っていたら、上映開始のギリギリになって人がやってきて・・・突然、席替わってくれませんか?と言われました。
一瞬頭の中がパニックに。え、指定席でしょ?と思ったのですが、どうも子どもと二人で来ていて、両脇の席を予約しているからずれてくれ、ということのようです。
なんか釈然としない思いはしながらもまぁいっか、と思って交代して上映が始まりました。
で、どうなったかというと、子どもにはつまらなかったようで、上映開始から20分くらいでその親子は出て行きました。
なんかますます釈然としない思いが強まりました。
というわけで今週はこのあたりで。
今後ともよろしくお願いします。
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