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▼第359号 ホライズンメールマガジン
----------逆転判決
2023/07/14
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週のオススメ
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
経産省で勤務するトランスジェンダーの職員が省内で女性用トイレの使用を不当に制限されたとして、国に処遇改善を求めた訴訟の上告審判決で、原告の請求を認める最高裁判決が言い渡された。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/262330
地裁と高裁で判断が分かれていたケースであり、最高裁が判断を示した影響は小さくないところである。
判決の結論については裁判官全員一致ではあるものの、5人の裁判官全員が補足意見を述べている点についても非常に難しい問題であることは明らかだろう。
ただ、この判決が出されたからといって、当然に職場内で女性用トイレをしようさせなければならないわけではない点は注意が必要だろう。
医師から受けた診断の内容や職場内での状況など、諸般の事情が考慮された上での判断であり、1つの事例判断に止まるとみることの方が適切であるように思われる。
その中で、判決文では、次のような記載があることは気に掛かるところである。
本件説明会においては、上告人が本件執務階の女性トイレを使用することについて、担当職員から数名の女性職員が違和感を抱いているように見えたにとどまり、明確に異を唱える職員がいたことはうかがわれない。
明確に異を唱えなかったことが理由とされて、トイレ使用を制限することが違法とされるのであれば、嫌なのであれば明示的に異を唱えるべき、といった議論になりかねず、かえって対立を煽るのでは?という懸念もある。
いずれにしても、実際にこのような事態が生じた場合には、制限した場合に違法という評価を受ける可能性があることを前提として対応を検討していく必要がある。
なお、念のためであるが、労働安全衛生規則では、トイレは男女別が原則とされている、。男女共同のトイレにすればいいのか?といった議論は必ずしも適切ではないのでその点も注意が必要である。
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2. 今週のオススメ
当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ!」を更新しています。
【ホライズンのオススメ! №367】谷瀬家(たにせや)
>>> https://www.horizon-law.jp/news/taniseya/
今回は田代弁護士のオススメ!『谷瀬家(たにせや)』さんのラーメンです。豚骨醤油ベースのいわゆる家系(いえけい)ラーメン! 家系と聞くと、こってりを想像しましたが、どうやらちょっと違うようです。新橋エリアにお越しの際は、訪れてみてはいかがでしょうか。
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3. 近況報告
今週の東京はまさに猛暑でしたが皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。
さすがに40度近い気温には耐えかねたのですが、この暑い中でネクタイ締めてジャケット着てマスクして歩いている人を見るとさすがに心配になってしまいました。
で、こちらは去年から使うようになった日傘を投入。結構快適なのですが、10分くらい歩いて傘をしまうとすさまじい熱を持っていてこれが直接当たっていたと思うと恐ろしいと思えてなりません。
さて、前々回お伝えした勉強会の件、具体化してきましたので来週には詳しいことをお伝えできるかと思います。どうぞご期待下さい。
というわけで今週はこのあたりで。
今後ともよろしくお願い致します。
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