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▼第029号 ホライズンメールマガジン
----------過労死と労働時間管理
2016/10/21
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毎週金曜日発行
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■ 「無期労働契約転換対応」のための実務セミナーを開催します!
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当事務所はおかげ様で開設して5年目を迎えることができました。
そこで、事務所開設5周年を記念して、当事務所にて実務セミナーを開催致します。
今回のテーマは「有期労働契約からの無期労働契約転換」です。「無期労働契約への転換」に関して詳しく知って頂くことで、就業規則作成上での留意点や想定される労働トラブルについての理解を深めることが出来ます。この機会をぜひ、ご利用ください。
日時 平成28年10月27日(木)18時~20時
会場 ホライズンパートナーズ法律事務所
費用 5,000円(但し、以下に該当の場合は無料)
・各士業の先生方及び先生方の顧問先企業様
・当事務所の顧問先企業様
講師:弁護士坂東利国
詳しい情報・参加申し込みは、下記リンクからお願いします。
http://www.roumu-startline.net/seminar20161027
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1.最新トピックオピニオン
2.今週の更新情報
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
電通の新入社員の方の過労自殺に続き、電通で3年前に亡くなった社員の方も過労死として労災認定されていたこと、関西電力でも過労自殺として労災認定がされたなど、過労死に関連する報道が続いている。
http://www.sankei.com/affairs/news/161020/afr1610200026-n1.html
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2016102002000063.html
そんな中、残業100時間で過労死するのは情けない、といった大学教授のコメントがネットで炎上した。
http://www.sankei.com/affairs/news/161012/afr1610120015-n1.html
ブラック企業、といった言葉とあいまって、長時間労働に対する社会の見方が厳しさを増している中、あまりに無神経な発言だろう。また、やはり根本的に見落としている点は、実際の労働時間は、認定された労働時間よりも長い可能性が十分あるという点である。
残業代請求のケースなどをよくやっていて感じるのは、やはり企業側が労働時間を管理していないケースが圧倒的に多い。中には勤怠管理は実際の労働時間ではなく、何時から何時と書くように、と指示しているような会社もある。
また、平日の時間外は比較的正確に記録されている場合でも、例えば休日出勤の分は記録されていないといった例も多い。
このような状況の中で、実際の労働時間の認定というのは非常に困難を極めるが、その中である程度証拠で認定できる部分として労働時間が認定されているに過ぎない。実際の労働時間はさらに長時間にわたっている可能性が十分にあることは見落とせない視点である。
もっとも、労働時間の認定という点では、最近はいわゆるビッグデータのようなもので、労働時間を裏付ける証拠が比較的集まりやすい状況にあることは注目に値する。実際の残業代請求の事件でも、勤務先と自宅の最寄り駅の改札を抜けた定期券(Suicaなど)の記録が証拠として採用されているケースもある。また、会社に入る際にセキュリティーパスなどで通過している場合は、その記録も証拠となったりしている。
いずれにしても、過労死というのは誰にとっても不幸なことであることは間違いない。また、企業からすれば労働時間をしっかり管理することは法の要請でもある。残業代請求の問題などを見据えても、しっかりと対策を考えなければならないところである。
※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n18b5d068523a
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!
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2. 今週の更新情報
当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。
【1】人事労務(毎週火曜更新)
『作った就業規則はどうしたらいい?』
>>> http://www.roumu-startline.net/topics/034
先週は就業規則の作成手続について解説しました。今回は、就業規則を作成したあと、どうすればいいかという問題です。労働基準監督署への届出を完了しても、それだけでは足りません。
【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
『おつまみになった岩下の新生姜』
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n10470df4f609
今回ご紹介するのはその名も「おつまみになった岩下の新生姜」です。とても美味しいうえに、ヘルシー。酒の肴としてはもちろん、ちょっとしたおやつにもオススメです。
【3】企業法務(毎週木曜更新)
『譲渡制限株式を売却するにはどうすればいい?』
>>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/034
譲渡制限株式を売却するには会社の承認を得る必要があります。では会社が承認してくれない場合、株主は出資したお金を回収することができないのでしょうか。今回はこの点について解説しています。
※ 最新の更新情報は当事務所のFacebookページでもお知らせしています。
ぜひ「いいね!」をお願いします。
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3. 近況報告
かなり日が暮れるのが早くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。
今回はやはり過労死だよなぁ・・・ということで取り上げましたが、逆の意味で気になったのがこちらの記事。
http://www.nishinippon.co.jp/feature/attention/article/284170
刑務所の刑務作業が7時間なので、出所後の作業効率が悪いと出所した人を採用した企業からクレームが出ているという報道です。
確かに刑務作業の時間は基本的に7時間のようですが、じゃぁ8時間にしたら出所後の労働効率があがるのか???という疑問が結構頭に浮かびます。
社会復帰の問題というのはいずれにしても難しい問題です。。。
というわけで今週はこのあたりで。
今後ともよろしくお願いいたします。
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ただし著作権は当事務所に帰属しますのでその点はご注意を!
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