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▼第025号 ホライズンメールマガジン
----------どうする!?犯罪被害の賠償金
2016/09/23
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毎週金曜日発行
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1.最新トピックオピニオン
2.今週の更新情報
3.近況報告
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1.最新トピックオピニオン
犯罪行為に対する賠償金の踏み倒しが横行しているという記事があった。殺人・傷害致死で約7割、強盗、詐欺、横領で約5割が不払いになっているという。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201609/0009499598.shtml
いろいろな議論がありうるところだが、殺人などの場合は加害者自身にそもそも賠償する資金がないことがほとんどである。
正当な賠償となれば少なくても数千万円となるが、受刑することになる人の生涯賃金としてはよくて1億円程度と想定されることからすれば、とても現実に賠償することが出来ないのが現実である。
賠償を受けたという3割の人も正当な賠償を受けているとはとても思えず、せいぜいなんとかかき集めたとして提示された数百万円程度であきらめているというのが実情だろう。
裁判を起こしたとしても現実に差し押さえる財産がないことがほとんどで、被害者の立場としては非常につらい決断を迫れることも多い。ちなみに、記事の中にもあるが、判決で決まった権利であっても10年間で時効になってしまうので、その場合には再度手続をしなければならず、それもかなりの負担である。
これに対し、詐欺罪のような財産犯のケースでは少し事情が異なる場合もある。もちろん賠償する資金がないケースも多いが、中には賠償するよりも隠しておいて、出所してから自由に使った方がいい、といった考える人も一定数いる。それこそ、1億円を詐欺で奪って懲役10年なら年収1000万円と考えるような人たちである。
このような人たちに対しては、やはり財産を特定する方法論をしっかり制度化していくことが有効だろう。
いずれにしても、犯罪の被害にあってしまった場合、やはり非常に苛酷な状況に陥ってしまうことは容易に想像できる。
遺族などに対してはやはり公的な助成が必要になってくると考えられる。
※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/ne82f11fd9d6f
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!
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2. 今週の更新情報
当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。
【1】人事労務(毎週火曜更新)
『労働委員会の「あっせん」って何?』
>>> http://www.roumu-startline.net/topics/030
今回は労働委員会の「あっせん」という制度について解説しています。会社側から申し立てることもできますので、場合によっては利用を検討してみてもいいかもしれません。
【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
『MINTIA BREEZE』
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n037d071cb070
今回オススメするのは手軽に気分をリフレッシュできるミンティアシリーズです。
【3】企業法務(毎週木曜更新)
『株主総会で書類の開示を求められた場合の対応』
>>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/030
株主総会では、決算書類等の開示を要求されることもあります。今回はこのような書類の開示要求に対してどのように対応すべきか解説しています。
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3. 近況報告
今年は飛び石になってしまっていてあまり大型連休!という感じではありませんが、シルバーウィーク真っ只、皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。
私の方は休みだ!という感じでは全くなく、証人尋問が入っていたりでかえってハードな1週間になってしまっていました・・・
ちなみに、尋問ってほんと疲れます。特に反対尋問は、相手が言ったことをふまえてフレキシブルに聞くことを変えていったり、どこまで突っ込むべきかを瞬時に判断したりとまさに脳がフル回転している感じ。1日尋問をしたりすれば本当にぐったりです。どっかのゲームみたいに証人を揺さぶっていれば必ずぼろを出してくれるのであればほんと楽なんですが現実にはそうはいきませんので・・・
というわけで今回はこのあたりで。来週はちょっとしたお知らせをお届けできるかと思います。
今後ともよろしくお願いします。
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