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【LGBTと労務管理の課題】ホライズンメールマガジン▼第021号 2016/08/26

▼第021号 ホライズンメールマガジン

----------LGBTと労務管理の課題
2016/08/26
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毎週金曜日発行

 

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1.最新トピックオピニオン

2.今週の更新情報

3.近況報告

 

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1.最新トピックオピニオン

 

 最近耳にすることが増えたLGBTという言葉、性的少数者を指す言葉であり、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字を取ったものである。

 先日、これに関連して連合がアンケート結果を発表した。働く人1000人を対象に行ったアンケートの結果、LGBTであるという回答をした人が8%、職場にいると嫌だと回答した人が35%いたという。

 http://www.asahi.com/articles/ASJ8T5G48J8TULFA014.html

 

 個人的には、LGBTであるという回答をした人の割合も、職場にいると嫌だという回答をした人の割合も多い印象である。最近は周りの人にオープンにしている人も以前と比べれば多くなっている印象であるが、やはり差別意識を持つ人もまだまだ多く、隠している人も多いということなのであろう。

 この問題、企業の人事・労務という観点からもなかなか難しい問題をはらんでいるので、これらの点を少し検討してみたい。

 

 わかりやすいトラブルはやはり職場内でのいじめ、嫌がらせといったトラブルである。

 35%の人が同じ職場にいることが嫌だと感じているとすれば、やはりこれからもこのようなトラブルはどんどん出てきてしまうだろう。イジメを放置していたとすれば、職場内の安全配慮義務違反として会社にも責任が生じることは十分にあり得るところである。

 また、LGBTであることを隠しているにもかかわらず、それを暴露するようなこともプライバシー侵害として問題になるだろう。先日も一橋大学の法科大学院で、ゲイであることをばらされた学生が自殺してしまったとして、加害者と大学を相手取って提訴したという報道がされていたところである。

 会社としてはやはり適切な対応が求められるだろう。

 

 他に想定されるトラブルとしては、LGBTであることを理由として会社内で不利益な取り扱いを受けるということである。

 LGBTであることだけをもって例えば昇進が遅れる、といったことは、不合理な差別といわれる可能性が高いだろう。また、例えば職場内での不倫が発覚したような場合、異性カップルだった場合と、同性カップルだった場合で対応が異なるとすればそれもやはり不合理な差別と言われる可能性は高いだろう。

 

 より申告な問題としては、例えば性同一性障害の従業員が社内にいた場合に、服装などでトラブルになることがあったりする。外見は男性であるが、女性の服装をしている場合、会社として指導することができるのか、という問題である。

 また、例えば肉体的には男性だが、精神的には女性という性同一性障害の従業員から、女子トイレを使いたいという要求があったらどう対応すべきか、といった問題もある。

 

 なかなかこれまで想定していないような問題が現実に起きてきている。会社経営を行っていく上では、やはりこれらの事象を理解した上で、慎重に対応を考えていくことが必要だろう。


※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n8b10038188c6
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!


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2. 今週の更新情報

 当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。

 

【1】人事労務(毎週火曜更新)
 『団体交渉で決算書の開示を求められたら?』
 >>> http://www.roumu-startline.net/topics/026

 団体交渉で賞与について協議する際に決算書の開示を求められることがあります。しかし、決算書には経営上重要な機密事項が多く含まれており、情報漏洩などのリスクから、できれば開示したくないという経営者の方も多くいらっしゃいます。今回はこのような場合の対応について解説しています。

 

【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
 『Gerble(ジェルブレ)のビスケットシリーズ』
 >>> https://note.mu/horizonlaw/n/nd5ebc9531a55

 今回はホライズン美容部からのオススメです。多忙な業務の合間の栄養補給に最適な一品です。

 

【3】企業法務(毎週木曜更新)
 『他の株主の株式を買い取りたい』
 >>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/026

 大株主である社長とと少数株主が経営方針を巡って対立してしまった場合など、「少数株主の株式を買い取りたい」というご相談はよくあります。今回は、このようなケースで株式の買取りを拒否されてしまった場合の対応方法を解説しています。

 

※ 最新の更新情報は当事務所のFacebookページでもお知らせしています。
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3. 近況報告

 夏休みが終わったかと思ったら、突然台風ラッシュに襲われていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。

 私の方はちょうど台風が来ていた17日と22日に朝から千葉・立川の裁判所に行かねばならず、運のなさを嘆いているところです。

 特に立川の方は裁判所についたときにはまさに暴風雨の真っ只中という感じで、あまりのすごさに思わずスマホで動画を撮っていたら・・・係員が近寄ってきて注意されてしまいましたwまぁ写真撮影は禁止ですからね、あっさり引き下がった次第です。

 来週前半もまた台風が来るとか来ないとか言われていますが、なんとか回避してもらいたいところです。

 というわけで今回はこのあたりで。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 

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