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【従業員の自殺でテナントの賠償責任は?】ホライズンメールマガジン▼第020号 2016/08/12

▼第020号 ホライズンメールマガジン

----------従業員の自殺でテナントの賠償責任は?
2016/08/12
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毎週金曜日発行

 

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1.最新トピックオピニオン

2.今週の更新情報

3.近況報告

 

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1.最新トピックオピニオン

 

 借りているオフィスで従業員が自殺してしまったケースで、ビル所有者からテナント(つまり自殺してしまった従業員の雇用主)に対する損害賠償請求を肯定する裁判例が東京地裁で出された。

http://mainichi.jp/articles/20160809/k00/00m/040/027000c

 

 企業からしてみれば、従業員の自殺という非常に厳しい事故が起こってしまった上に損害賠償まで負わなければいけないということで、まさに真夏の悪夢かもしれない。

 ということで、今回はこのニュースを取り上げたい。

 

 まず、前提として知っておいていただきたいのは、借りている不動産で入居者が自殺してしまった場合、不動産の所有者に対して一定の損害賠償責任が発生する場合が多い、ということである。

 最近はよく事故物件という言葉を耳にしたりするが、自殺などの事情があった場合、次の人に貸すときにその事情を告知する義務があるとされている。

 そのため、借り手を見つけるためには家賃を下げざるを得ないなどの損害が所有者に発生しする。一般的には借り手を見つけられなかった期間に対する賃料相当額や、下げざるを得なかった家賃の1年分といった算定をされることが多い。

 そして、借り主(借り主自身が自殺してしまった多くのケースでは連帯保証人)はその損害賠償をする責任が生じるものとされている。理由としては、借り主は自殺などで貸し主に不測の損害を生じさせないという義務があるのにその義務に違反して損害を生じさせたから、とされているのである。

 

 さて、これを前提に考えると、今回のケースで問題となった点は、オフィスを借りている立場にある雇用主は従業員に自殺させないという義務を負うのか、という点になってきて、東京地裁はこれを肯定した。

 しかし、個人的には疑問である。そもそも従業員を自殺させたいと考える使用者など常識的に考えればいないであろう。使用者としても健康に働いてもらいたいと考えている中で、不幸にして起きてしまう事件である。

 また、自殺の原因についても会社でのことに限られるわけではなく、プライベートの問題などもいくらでもありうる。

 結局のところ、義務があってそれに違反したと言いながら、ではどうすればこの義務を尽くしたことになるのか?という点に対する答えはなにも存在していない。これでは結局のところ従業員が自殺してしまったという結果責任を負わせることと同義ではないだろうか?自殺するならば会社以外でしろとでも教育しろとでも言うのだろうか?

 もちろん貸した不動産で自殺をされてしまったことは大変なことだが、テナントの立場からしてみればかなり苛酷な判決のように思えてならない。

 

 ちなみに、こう考えてみると、限界事例はいくつもありうる。例えば借りた部屋で同棲している交際相手が自殺してしまったらどうだろう?泊まりに来た家族ったら?たまたま遊びに来た友人だったらどうだろう?どこまで責任が生じるのか、非常に難しいケースが多いところである。


※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n819b31434c6a
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!


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2. 今週の更新情報

 当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。

 

【1】人事労務(毎週火曜更新)
 団体交渉の議事録にサインを求められたら?
 >>> http://www.roumu-startline.net/topics/025

 安易にサインをしてしまうと、後々大きなトラブルになる場合があります。慎重に判断しましょう。

 

【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
 『チャットワーク』
 >>> https://note.mu/horizonlaw/n/n34075e862e15

 今回のオススメはビジネスチャットシステム『チャットワーク』です。当事務所でも導入しています。

 

【3】企業法務(毎週木曜更新)
 取締役がリベートをもらうことは犯罪?
 >>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/025

 今回は取締役がリベートを受け取っていた場合の対応について解説しています。

 

※ 最新の更新情報は当事務所のFacebookページでもお知らせしています。
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>>> https://www.facebook.com/HorizonLawOffice/

 

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3. 近況報告

 夏休みのせいか、都内もめっきり人が少なくっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。

 実は最近は人狼ゲームというゲームにはまっています。これ、単純に言うと話し合いをして隠れている狼を見つけ出すというゲームなんですが、昨日はなんと英語で人狼ゲームをやる!というイベントに参加してみました。

 英会話の経験もスキルもバラバラな13人が集まったのですが、なにせしゃべれないと疑われて負けてしまうゲーム、話せない人も必死に自分の意見をしゃべります。感想としては、こんなに英語しゃべらないと!と必死になったのは人生初、といった声も。めっちゃ盛り上がりました!

 まぁなんとなく英会話の勉強といっても面白くないし続かないよね?と思うので、こういうのが増えるといいかもしれないですね!

 ということで今回はこのあたりで。来週はメルマガも夏休みをいただいて、再来週からまたお送りしたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

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