企業の皆様の運営上の様々な法律問題について弁護士がサポートいたします。顧問弁護士をお探しなら、ホライズンパートナーズ法律事務所まで

契約書・労務問題・債権回収等の中小企業の法律相談はこちら 東京の弁護士による企業法律相談  

東京都港区西新橋1-6-13 柏屋ビル9階 ホライズンパートナーズ法律事務所



アクセス

 
新橋駅 徒歩8分
虎ノ門駅 徒歩3分
内幸町関 徒歩3分
霞ヶ関駅 徒歩4分
虎ノ門ヒルズ駅 徒歩7分
受付時間
平日 9:30~20:00

ご相談予約・お問い合わせはこちらへ

03-6206-1078

【育休差別に御用心】ホライズンメールマガジン▼第156号 2019/06/07

▼第156号 ホライズンメールマガジン

----------育休差別に御用心
2019/06/07
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

毎週金曜日発行

 

■■■INDEX──────────────────────────────

 

1.最新トピックオピニオン

2.今週のオススメ

3.Horizon労働問題フォーラムのお知らせ

4.近況報告

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

1.最新トピックオピニオン

 育児休業明け直後に関東から関西への転勤を命じられ、退職を余儀なくされた、というTwitterの書き込みが、大きな反響を呼んでおり、会社側は書面を出して反論をする事態となっている。

 https://www.asahi.com/articles/ASM665D76M66ULFA026.html

 

 育児休暇明け直後に転勤を命じられたということに加え、猶予期間を求めるなどの希望も拒絶されたということなども含め、会社の対応に非難が高まっているようである。

 

 確かに、一見すると会社側の対応に問題があるように思える。
 ただ、法的にはどちらかというと違法とは言えない可能性の方が高いように思われる。

 

 すなわち、法的には、転勤を含む配置転換については会社側にかなり広範な裁量が認められている。

 解雇などについては極めて厳格な規制がされているのとは対照的に、単身赴任など、家族との別居を余儀なくされる転勤であっても基本的には命令としては有効で、無効とされるケースはかなり限定的である。

 例えば介護の必要などがあり、転居は困難であり、特に必要性も高くない中で転勤を命じたようなケースなどが例としてあげられる。

 今回のケースでも、単に単身赴任を命じるという問題だとすれば法的には無効とは言えない可能性が高い。

 

 もっとも、もう一つ留意しなければならないポイントとしては、育児介護休業法では、育児休業を取得したことに対する不利益な取り扱いは禁止されているという点が指摘できる。

 今回のケースでも、最終的に育児休業を取得したことに対する報復措置と評価されるような場合には、配置転換は無効と評価される可能性が出てくる。

 

 仮に争いになった場合には、配置転換を決定するに至った経緯などを含めて、主張・立証がなされることになるだろう。

 

 法的に見れば以上のような視点になるが、ただ、同時に今回発表された会社側の反論はあまり適当では無かったようにも思える。

 配置転換は法的には問題ない、ということを強調するよりも、配置転換がやむを得ない判断だったというスタンスの方が適切では無かったか。

 法的な問題というよりも感情的な問題で批判されている側面が強く思えるケースでの対応の難しさを感じる事例である。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

2. 今週のオススメ

 当事務所では毎週水曜日に「ホライズンのオススメ!」を更新しています。

 

【ホライズンのオススメ! №163】 Historia Mundi
 >>> http://www.horizon-law.jp/news/historia-mundi/

 今回は田代弁護士オススメのYouTube動画チャンネル「Historia Mundi」です。現役高校教師のムンディ先生による日本史、世界史、地理の授業動画です。大学受験生だけでなく、歴史を学び直したい社会人にもオススメです。

 

※ 最新の更新情報は当事務所のFacebookページでもお知らせしています。
ぜひ「いいね!」をお願いします。
 >>> https://www.facebook.com/HorizonLawOffice/

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

3. Horizon労働問題フォーラムのお知らせ

 事務所では『Horizon労働問題フォーラム』として、不定期のセミナーと定期的な勉強会を開催しています。ぜひご参加ください。

 

━━━━━━━━━━━
■ 労働問題セミナー
━━━━━━━━━━━
『問題社員に対応するために企業がやって良いこと 悪いこと』

◆日時:7月11日(木)15時~18時
◆会場:AP虎ノ門 11階
◆参加費:一般5,000円、早割 4,000円(6月23日23時59分までのお申込み)
弊所顧問先様は2名まで無料

詳細・お申込みはこちら
>>> https://www.door-kigyouhoumu.net/seminar/20190711

 

━━━━━━━━━━━
■ 労働問題勉強会2019
━━━━━━━━━━━
次回の勉強会は9月以降を予定しています。
詳細が決まりましたらお知らせいたします。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

4. 近況報告

 今日の雨で関東は梅雨入り?といった話が聞こえてきていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?弁護士の高井です。

 

 私の方はと言いますと、先週の土曜日、久しぶりにチケット争奪戦に参戦しました!というと?

 というと、東京オリンピック?と思われるかと思いますが、東京オリンピックではありません。8月に行われるドラクエのオーケストラコンサートのチケットでした。

 毎年行われているすぎやまこういち先生自身が指揮を振るというレアなコンサートで、毎度あっというまに売り切れてしまうのですが・・・なんとかゲットできました、

 最近ではオンラインでの受付ですが、まぁ案の定チケットぴあのサイトもなかなかつながらず、30分ほど必死にアクセスをしてつながって、まだチケットがあったときの感動。ありがたいことです。

 とりあえず8月を楽しみに生きていきたいと思いますw

 

 ところで、先週のメルマガでご案内させていただいた来月11日の8周年セミナー、おかげさまで早速多くのお申込をいただいております。

 今回の目玉は、同じケースでも弁護士によっていろいろな対応策があり得る、ということを実感していただくための、パネルディスカッション。当事務所の弁護士がガチで意見を交わします。

 ぜひご参加いただければと思います。

 https://www.door-kigyouhoumu.net/seminar/20190711

 というわけで今週はこのあたりで。
 今後ともよろしくお願いします。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ご友人などへの転送はご自由にどうぞ!
ただし著作権は当事務所に帰属しますのでその点はご注意を!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

バックナンバーはこちら
http://www.door-kigyouhoumu.net/mailmagazine

───────────────────────────────────

■ 発行元:ホライズンパートナーズ法律事務所

【事務所公式】
http://www.horizon-law.jp/
【Facebook】
https://www.facebook.com/HorizonLawOffice/
【スタートライン人事労務】
http://www.roumu-startline.net/
【企業法務の扉】
http://www.door-kigyouhoumu.net/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ホライズンのメールマガジン(無料)

ホライズンパートナーズ法律事務所では週1回、メールマガジンを発行しています。当サイトの企業法務TOPICS更新情報のほか、企業法務等に関する近時のニュースや最新判例を弁護士の視点で解説します。ぜひご登録ください。

法律相談のご予約・お問合せはこちら

お気軽にお問い合わせください。

03-6206-1078

電話受付時間:平日 9:30〜20:00

企業運営にかかわるニュースや事例を弁護士の視点から解説するメルマガです

Horizon 労働問題FORUM

定期的な小規模勉強会とセミナーを開催しています。

お問合せ・相談予約

ホライズンパートナーズ法律事務所

03-6206-1078

受付時間 平日9:30~20:00