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【株主でない人ほど株主総会に出席する?】ホライズンメールマガジン▼第013号 2016/06/24

▼第013号 ホライズンメールマガジン

----------株主でない人ほど株主総会に出席する?

2016/06/24
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毎週金曜日発行

 

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1.最新トピックオピニオン

2.今週の更新情報

3.近況報告

 

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1.最新トピックオピニオン

 6月下旬ということで、世の中は株主総会ラッシュである。

 シャープの株主総会で株主が鴻海との交渉経過について役員を糾弾した!といった会社経営の根幹にかかわる質疑がなされる一方で、西武ホールディングスの株主総会では、ライオンズが強くなりそうもない!といった経営の根幹とまではいえないまでも社会的には極めて意義深い質疑がなされていたようである。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO04002170T20C16A6EA1000/
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1666805.html

 

 そこで?今回は株主総会に出席できる株主、について少し書いてみたい。

 実は結構重要なことなのだが、株主でない人が株主総会に来て、なかなか激しい議論をする、といった事態は決して珍しいことではない。

 株主じゃないんだから総会出られないでしょ?と思われるかもしれないが、株主総会に呼ばれる株主は、株主総会の当日に株主である人とは限らないのである。

 つまり、当たり前のことながら、特に上場企業などでは株主は頻繁に交代するので、株主構成は日々変動している。他方で、株主総会を開催するにあたっては、事前に株主に通知を送らなければならない。そのため、総会前のどこかの日(この日は「基準日」と呼ばれる。)の時点での株主を、株主総会に出席して議決権を行使できる株主、として決めてしまうのである。

 その結果、基準日から株主総会までの間に株を譲渡してしまい、総会の時点では既に株主でなくなった人であっても株主総会に出席できてしまうという事態が起きるのである。

 そして、日本の場合、基準日は3月末日としていることが多い。法律上、基準日から3ヶ月以内に総会を行う必要があるので、6月下旬に総会が多くなるのであるが、この3ヶ月弱の間に、結構な株主が入れ替わっているのである。

 そして、株式を売却して損を出したような人ほど、総会で激しい質問をしたりすることは決して珍しくない。たとえば、3月末の開幕戦のときには株主だったのに、5月に借金9まで膨らんで激怒して株を売却し、6月の総会時点ではすでに株主でもなくなっているのに、球団に対して、罵声を浴びせる、といったことができてしまうのである。

 

 個人的には、このような状態は決して好ましくないものと考えている。株主総会を重視していくのであれば、出来る限り総会時点での株主の人に多く出席してもらうべきであろう。株主の管理も電子化されている昨今、準備期間も大幅短縮は可能であろうから、例えば5月中旬や下旬を基準日とするような変更も十分可能である。

 従来のやり方にとらわれず、柔軟に対応することが求められるところである。

 

※ LEGAL NEWS TOPICS(毎週月曜更新)
>>> https://note.mu/horizonlaw/n/n6f7af7a8e390
前の週の法律関連ニュースにコメントをつけてご紹介しています!

 

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2. 今週の更新情報

当事務所が運営しているウェブサイトの更新情報です。

【1】人事労務(毎週火曜更新)
 従業員が行方不明になってしまった場合には?
 >>> http://www.roumu-startline.net/topics/018

 従業員が行方不明になってしまって解雇通知が渡せない場合にどうすればいいか解説しています。

 

【2】ホライズンのオススメ!(毎週水曜日更新)
 森のクッキー
 >>> https://note.mu/horizonlaw/n/naf6045fa4888

 今回は忙しい業務の中でちょっと一休み、という時にオススメのクッキーをご紹介。

 

【3】企業法務(毎週木曜更新)
 親会社の取締役が子会社の取締役を兼任する場合の注意点
 >>> http://www.door-kigyouhoumu.net/topics/018

 今回のテーマは取締役の兼任について。わりとよくあることですが、注意が必要です。

 

※ 最新の更新情報は当事務所のFacebookページでもお知らせしています。ぜひ「いいね!」をお願いします。

>>> https://www.facebook.com/HorizonLawOffice/

 

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3. 近況報告

 連日雨続きですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
 さて、以前にもお伝えしたかと思いますが、私どもの事務所でも新人弁護士の採用活動を行っております。
 しかし説明をやって面接をやってと頑張っているわけですが、大企業のように何百人、何千人と採用するわけでもない中で、なかなかの負担感なのであります。

 ちなみに、うちの事務所でもやはりできるだけいい人に来てもらいたい!と考えておりますので、いろいろ選考も工夫を凝らしています。

 例えば、昨年の選考活動では「一次面接は全員Skypeでやります!」とか。遠方の人でも面接を受けやすい!ということと、新しいことにもアグレッシブに取り組んでくれる人に来てもらいたい!と思ってちょっと奇をてらってみたのですが・・・どうやら最近の新人さんは保守的らしく、これだけで結構敬遠されてしまったようでした。なかなか難しいところです・・・

 というわけで今回はこのあたりで。
 今後ともよろしくお願いします。

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ただし著作権は当事務所に帰属しますのでその点はご注意を!
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