交渉の場面で、特に相手方が大企業などの場合、出来上がった契約書を提示されて、「この契約書にサインをしてください」と言われることがあります。
この場面で、「はい、わかりました」とその場でサインしてしまうことだけは、絶対におやめください。
もちろん、契約交渉をしている過程で、流れとしてその場でサインを迫られることもあるかもしれませんが、必ず「持ち帰りのうえ、確認し、後日ご返答します」と回答しましょう。
契約書の提示がある場合、作成の面倒な手間を省けることもありますが、ややもすると、作成した当事者の都合のいい内容になっていることも多く、非常に注意が必要です。
署名してからでは遅いですので、持ち帰ってしっかり精査し、疑問点や修正点があれば、率直に伝え交渉しましょう。