2016/07/21

企業法務TOPICS №022

英文契約書頻出の助動詞shall 

 ご相談

 海外企業と取引をすることになり、取引先が英文契約書のドラフトを送付してきました。

 英文契約書自体初めて見たのですが、shall という助動詞が何度も出てくるのですが、いままでほとんど見たことがなく非常に困惑しています。

 この場合のshallというのはどういう意味なのでしょうか?

回答

 確かに英文契約書を見ているとshallという助動詞が頻出します。

 これは、「〜という義務を負う」という意味で用いられています。英語で言い換えれば have a duty to ~  ということになります。

例えば、

 The Seller shall deliver the products to the Buyer if ...

という表現を用いることで、売主の義務を規定していることになるのです。

 

 契約書は基本的には当事者間の権利や義務を明確化するために作成されるものですから、義務に関する表現であるshall を用いることが非常に多くなるのです。

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