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2016/03/03  会社法  

企業法務TOPICS №002

今回からは株式会社の会計帳簿の開示を巡る攻防についてシリーズでお届けしたいと思います。

激闘!?会計帳簿閲覧請求1

 ご相談
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 何年か前に友人が会社を作るので出資をして欲しいと頼まれ、出資しました。他の友人も何人か出資していて、どうやら出資割合は皆2%のようです。年に1回、会社の経営状況の書類とかは見せてもらってはいるのですが、最近どうも社長の言動が怪しく、見せられている書類が本当に正しいのか、疑っています。

 調べてみたところ、会計帳簿を見せろと要求する方法があるようなのですが、2%しか出資していない自分は要件を満たしていません。なにか良い方法はないでしょうか?

回答

 確かに、株主には会計帳簿を閲覧する権利がありますが、これは、総株主の議決権の100分の3以上の議決権を有する株主か、もしくは、発行済み株式の100分の3以上の株を有する株主でないと行使することができません。これは、元帳などもすべて閲覧ができてしまうので、濫用されてしまうと企業の利益を害する危険性が高いためとされています。

 そのため、今回のご相談のケースでは、今のままで単独では請求できないことになります。

 ただ、この要件は、2人以上の株を合算して3%以上になる場合でも閲覧請求が可能とされています。他のご友人の方も2%保有しているということのようですから、他の出資者の方と相談して、一緒に請求をしてみてはどうでしょうか?

(ちなみに、当たり前ですが、他の株主で1人で3%以上保有している人がいればその人にやってもらうという方法もあります。)

*

アドバイスをふまえ、友人を誘いに行った相談者。来週もまた相談に来てくれる予定ですw

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